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遺伝子オンで生きる 【村上和雄 著】

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バイオテクノロジーの世界的権威が語る 「遺伝子のスイッチ・オン/オフであなたの無限の可能性を目覚めさせる法」

(著書 転載)
明るく楽しい氣分で、幸せいっぱいの方もいれば、暗く重苦しい氣分で、つらい毎日を送っている方もいるでしょう。
そうなるには、一人ひとりにそれなりの理由なり原因があるのだと思います。
遺伝子を扱う科学者の立場からいえば、それらのことは「すべて遺伝子のなせるワザ」なのです。
もちろん遺伝子がすべて直接関わっているわけではないのですが、遺伝子と関連していると考えています。
人間も含めてあらゆる生命体は、細胞という単位が一個もしくは多数寄り集まった存在です。人間の大人は、約60兆個という膨大な数の細胞から成り立っていますが、細胞一つの構造はまったく同じです。
同じ構造に細胞が、爪や皮膚や髪の毛、心臓や目と、まったく違った組織をつくり、それぞれ固有の働きができるのは、細胞内にある遺伝子のおかげです。
遺伝子が働いてくれないと、わたしたちは何一つできない。心臓は動かないし、血液も循環しない。物も見れないし、音も聞こえない。料理の味もわからないし、人を好きにもなれない。物を考えることができません。
つまり、細胞内の核という部分にある、肉眼ではとうてい見えない極微の生命暗号である遺伝子が、私たち生物の「生きる営み」のすべてのカギを握っているのです。

これだけでも遺伝子の働きは驚異的と言えますが、遺伝子のすごさは、それにとどまらない。もっとすごいことがあります。
日ごろ、私たちに確認できるような「あらゆる生命の営み」を行わせることなど、遺伝子にとっては「オチャノコサイサイだ」ということです。
一個の細胞内の遺伝子がもつキャパシティ(潜在力)は、もっとはるかに大きい。かりに遺伝子のもつ全能力を100とすれば、その3%から5%しか、私たちは用いてないのです。
世の中には、いろいらな方面でアッと驚くすぐれた能力を発揮する人がいます。
ものすごく頭がいい、ものすごく仕事ができる、ものすごく性格がいい、ものすごく力がある、ものすごく絵がうまい、ものすごくスポーツが上手である、ものすごく人を魅了するカリスマ性をみにつけている・・・そういう人でも、その他大勢より「ほんの少し遺伝子の働きが活発なだけ」なのです。
普通の人が遺伝子のキャパシティ3%から5%を使っているとき、6%から8%かせいぜい9・10%使っているのが彼らです。すぐれた人とそうでない人との差は、誤差といってよいほどわずかなものと思って差し支えありません。
自分にとって好ましい遺伝子が、人よりちょっと余計に働いてくれれば、それまでの自分とは違った自分になれる。これは間違いない事実なのです。(転載 終了)

 

バイオテクノロジーの世界的権威による書籍。
遺伝子は固定されたものではなくスイッチのようにオン・オフできるものだった。自分の可能性を最大限に生かすため、遺伝子をオン
にするにはどうすればよいのか?最新の研究成果や、著名人の例を通して遺伝子をオンで生きるための方法が明かされる。

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